年会長あいさつ

第59回大気環境学会年会
年会長 鵜野 伊津志
(九州大学応用力学研究所教授)

第59回大気環境学会年会を平成30年9月12日(水)から14日(金) の3日間 にわたり福岡県春日市の九州大学筑紫キャンパスにて開催させていただくことになりました。大気環境学会は、昭和 34年 12月に設立された大気汚染研究協議会を母体とし、以来、60年の長きにわたって我が国の大気環境研究をリードしてまいりました。現在 1,000 名以上の会員を擁し、名実ともに我が国における大気環境研究の中心的学会と位置づけられています。年に一度の年会は、会員が一堂に会し、日頃の研究成果を発表するとともに、大気環境研究に関する最新の情報を交換・発信する場です。

大気中の微少粒子状状物質 PM2.5濃度は、この1-2年で環境基準の達成率の向上が見られるとはいえ、依然として社会的に関心の高い環境問題に位置づけされています。本年会でも、1970年代からの長きにわたって大気環境計測・解析に取り組まれてきました産業医科大学名誉教授の嵐谷奎一先生に「1970年代からの大気汚染研究」と題した特別講演をお願いしました。また、シンポジウムでは「越境粒子状物質の健康影響」 をテーマで講演を企画しています。

年会では例年通り研究発表・ポスター・分科会・特別集会と地元自治体の協力による市民公開フォーラムも予定され、盛り沢山の内容で開催される予定です。 また、将来の大気環境研究を担う人材育成のため、学生・若手を対象とした口演賞、ポスター賞を選出し、懇親会にも招待します。

大気環境学会年会は第 59回と長い歴史の中で今回初めて設立100周年を迎えた九州大学で開催されます。開催に当たっては、大気環境学会九州支部の皆様はじめ全国の会員の皆様からの絶大なるご支援を頂いております。開催される九州大学筑紫キャンパスは、福岡市の南部の住宅地に位置しますが、交通アクセスに優れていることから、学会員をはじめとして産業界や官界からの参加も含め、例年以上に参加され、活況ある学会になることを期待しておりますので、多くの方々が参加されることをお願い申し上げます。